第二章 『 人と自然の共生のあり方 』







そのみつの新プロダクト


『 10ピース 』



「革」を一つ一つつなぎ合わせて「化」かし
「靴」にしていくプロジェクト






 



革を広げてみると、動物たちが生きていた証が残されています。

人間と自然の共生のあり方とは何だろうか。





革本来の持ち味 トラ。

トラの由来は、革の表面に入ったスジが虎模様に似ていることからきています。

よく動かす部分である首〜肩周辺と限定された部分にだけ生まれ、
革の中でも丈夫な部分だと言われます。




なかなか靴のつま先に使うことは少ないのですが、
視点を変えれば、とてもワイルドで個性的。

きみ、なかなかいい顔してるじゃない!と。




革一つ一つには人間と同じように個性があります。

10ピースでは特に、どんな革を使っているのか
どこで作られて、どんな個性があるのかを知ってもらえるよう
お渡しする際に革のリストをお渡しする予定です。





そのみつの靴には、
資材屋さんも含め、多くの人に支えられて1足の靴が出来上がるストーリーがあります。


動物の皮を革に鞣すタンナーだったり、

靴で使う細々な資材を加工してくださる職人

もちろん、オーダーで作ってみようと作りにきてくださるお客さま方。

人との繋がり、ピースを合わせるように。




靴に限らず、ものづくりを続けていくには自然との共生のことも頭に入れておかないといけない。
物価が上がることだったり、職人不足、いろんなことが連鎖で繋がっているんだと実感します。

切っても切り離せない問題。

未来のためにひとりひとりが考えていかないと。







そのみつができることは、

修理ができる靴を作ること

自分たちが格好良いと思える靴を作ること

そしてお客さまに喜んでもらえること。



そのみつを始めた頃に思い描いていた

想像することは無限にできるという考えに立ち戻りました。



どんなものには必ずストーリーはあります。

それを想像しながら
考えてものを選んだり、興味を持っていただくきっかけになれば嬉しく思います。



10ピースは、私たちにとっても初めての試み。
これからどんなものが出来上がってゆくのか楽しみです。





第二章  オワリ



ストーリーバックナンバー   第一章 / 第二章 / 第三章

10ピースのデザインノート  S01-01…  / S901-01…






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