アフターケアについて 日々のお手入れ編

こんにちは。

今日は日ごろのお手入れについてご紹介いたします。

お手入れは面倒なイメージがあるかもしれませんが、ここでお伝えするのはとても簡単なものです。ぜひおうち時間を活用して試してみてください。


① 日々のお手入れ・・・ 靴の湿気抜き

一日歩いた靴は、意外と水分(汗)が溜まりますので、まず帰ったらつま先を上にして壁に立てかけてください。ソールの通気を良くしていただくことで中底が硬くなることを防ぎます。中底とは、ちょうど足があたるインソールのこと言い、そのみつでは、中底は革を仕様しております。履いていくうちにご自身の足型に中底がそうようにお作りしてます。

またはティッシュなどを柔らかい紙を詰めておくとのも良いです。入れたままではなく交換していただくこともお忘れなく。

理想は、1〜2日間隔を空けて休ませて靴を履いてあげてくださいね。


②日々のお手入れ・・・ブラシがけ

履いたあとはブラシをかけて、靴についた土ぼこりを落としてください。ほこりがついたままだと革の表面が乾燥しやすくなります。

また、下駄箱や靴箱に入れたままでもほこりは溜まります。靴の状態をチェックする機会にもなりますので、しばらく履いていないお靴にも時々ブラシをかけてあげてください。ほこり用のブラシはしなやかな豚毛がおすすめです。

ソールとアッパーの間の隙間も、ほこりが溜まりやすいので念入りに。

ベロと羽根の隙間にもほこりが溜まります。ひと手間ですが紐をはずしてお手入れされた方が作業も楽ですし、仕上がりが綺麗です。


③ たまに行うお手入れ・・・靴クリームで保湿する(※スムース革のみ)

靴の表面が乾燥してきたら、靴クリームを入れて保湿をしてあげてください。月に一回ほどで大丈夫です。クリームの入れ過ぎも革にひび割れが起きる原因の一つですので、普段からこまめに見てあげるのがいいですね。人間の皮膚と同じように革も呼吸しますので特に東京の乾燥しやすいこの時期はこまめに見てあげてくださいね。

※スエードやヌバックなど起毛した革または起毛タッチの革は、靴クリームは入れないでください。

革の表情が元に戻らなくなる可能性があります。お持ちの靴が入れてよいかわからない場合はお問い合わせください。

表面が白くなり、かさかさしているなと思ったら頃合いです




クリームを入れる前に、まずは靴についた土埃を落とします。(最初にご説明したケアです)
紐靴は、紐をはずしてからクリームを入れてください。




次に水拭きを行い、水分を入れていきます。お風呂上がりが化粧水や乳液がお肌に染み込みやすいのと同じで、革に少量の水分を与えるとクリームも浸透しやすくなります。

いらなくなったTシャツやネルシャツの端切れなどに水を含ませしっかりと絞った後、くるくると円を描くようにして入れていきます。全体をぼかすように馴染ませるとムラがなくなります。
(薄い色の革は、目立たない内側で一度試していただくことをおすすめします)

水分は必ず少量で。
水拭きしたら乾かします。濃いめの雨シミがある場合は、何度か水拭き→乾燥を繰り返してください。



次に、いよいよ靴クリームを入れていきます。
そのみつでは「M.モウブレィ」のニュートラル(透明)を使用しています。

店頭はもちろん、ハンズさんでも販売している定番クリーム。青い缶が目印です




靴クリームを刷毛に少量とり、缶の蓋などで刷毛全体にのばしてから入れてください。薄く伸ばしながら、数回に分けて入れていくのがポイントです。
(薄い色の革は、目立たない内側から試していただくことをおすすめします)

ちょっと取りすぎました・・・

蓋の上でクリームをのばし、これくらいの量に調整します

円を描くように動かしながらクリームを入れ込んでいきます



クリームを入れたら半日ほどしっかりと乾かします。

その後、仕上げのブラシを全体にかけていきます。ブラシの毛を立たせるようにして、少し力をかけてクリームを入れ込むイメージでブラッシングするのがポイント!
もっとつやつやが欲しい方は、ブラッシング後ポリッシンググローブやネルシャツなどを使って磨いてください。






・その他ケアについて



スエード、ヌバックレザーのケアについて

クリームなどは不要で、ブラッシングのみでOKです。普通の革より埃が吸着しやすいのでこまめにかけてあげてください。



アッパーに擦れたような汚れがついた時

消しゴム(MONOのようにまとまるものがベスト)などでやさしく擦ると消えやすいです。強く擦ると傷になることもありますので、撫でるように消してくださいね。それでも消えない場合や目立つ汚れがついた場合は、一度お店にお持ちください。



雨ジミがついた時
靴クリームを入れる手順の、水拭きを行ってください。ポイントは雨ジミがついた箇所からいきなり行うのではなく、目立たない内側から入れていき、全体をぼかすようにしながら雨ジミ箇所も水拭きしてください。
水拭きし乾かしを繰り返し目立たなくなってきたら最後に靴クリームを入れて仕上げてください。できれば、気づいた時にすぐ処置していただくのがベストです!

また、最近では消毒液(アルコール)によるシミでお持ちいただく方も多いです。革によっては取れない場合もございますので、一度店頭にてご相談ください。消毒液にはご注意くださいね。



撥水スプレーについて

よく「撥水スプレーはかけてもいいですか?」と質問をいただくことがありますが、撥水レザー以外には基本的にはかけないでください。
特にタンニンなめしの革は革本来の持ち味を活かした革になるため、防水スプレーをかけてしまいますと、シミの原因になったり革が硬くなる恐れがあります。(撥水レザーのケアはこちらをご覧ください)
お靴を長く大切に履いていただくためにも、定期的なケアとお修理をお忘れなく!









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