革の種類 / ユタカーフ

フランス名門のタンナー、アース社。今期初めて使う革になります。表面の型押しは伝説のロシアンレザーをモチーフに作られたもの。ロシアンレザーとは、1920年ロシア帝国と西欧の間で最高皮革と評価されていましたが、その後、紛争などで鞣しの製法(レシピ)の詳細が不明になり、1970年初めに沈没船から発見されたことにより、再度レシピ開発がされました。
ロシアンカーフの特徴は、トナカイの皮が原皮と言われており、それを真似た菱形模様になります。触っていただくと、型押しなのにこの柔らかさ、しっとりとした手触りに驚くと思います。魚や貝の油分を塗込んで仕上げているので、水に強いのも特徴です。革を広げると、納得!ほんのり塩の香りがします。笑 歴史感じるユタカーフ、妄想が膨らむのは私だけでしょうか?

革を作る職人たちの経験が物語っています。いい感じのシワ感。これからの経年変化が楽しみですね。

こちらは、黒と茶色の2色展開になります。サンプルは男性のお靴で作っておりますが、女性のパンプスのデザインにも足馴染みがよく合うと思います。

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