色の経年変化について

今日は、経年変化についてのお話。


インスタグラムでも度々登場する、園田私物のボタンシューズ。本人も最も気に入っている靴だといい、イギリスの守衛さんの制服をモチーフにデザインしたのがきっかけだそうです。
こちらは初めて作った頃のものなので、14年以上は経過しています。


作ったころに近い雰囲気は下の写真なのですが、色の変化具合に皆さんとても驚かれますね。笑
変化の振り幅が大きい革は、時を重ねていく面白さがあります。



革の経年変化を楽しむ革として人気なのは、度々ご紹介しておりますLo Stivale社のSantiagoという革。
そのみつでは定番の革として、初期の頃から取り扱っております。


バケッタレザーという伝統的ななめし方で、使っていくと土っぽい色合いに変化していきます。

中でも、グリーンがより分かりやすい変化を見せてくれます。
同じ革でも、だいぶ色味が変わっていきます。



上:S900-41         下:S300-120



1枚目の写真は、変化する前で作りたてのお靴。
抹茶色に近いモスグリーンからスタートします。
(ご覧の端末、ブラウザによって色の印象が異なる場合がございます)

2枚目は、
上の靴は作ってから7〜8年ほど経過したもの
下の靴が作ってから1年半ほど経過したものです。


左:S300−120     右:S300−10


靴の下に元の革を敷いてみました。

左の靴は、作ってから1年半が経過したもの
右の靴は、作ってから10年以上が経過したものです。

少しずつツヤ感と、色に深みが増してきています。
10年も経つと、モスグリーンが奥に潜んでいるような濃いブラウンになります。


持ち主の履き方やお手入れ方法、お手入れの頻度などによって、変化の具合も様々。
一足をどうやって育てていくか、あるいは育っていくのか。ワクワクしますね。



これからの季節にいかがでしょうか。
落ち葉の中を歩くのも楽しくなりますね。

ただいま秋冬のオーダー会を行なっております。ブーツをご検討されている方はお早めにどうぞ。




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