第三章 『 10ピースで繋がる未来 』


 そのみつの新プロダクト


『 10ピース 』


「革」を一つ一つつなぎ合わせて「化」かし
「靴」にしていくプロジェクト






そのみつではワンピース(一枚仕立て)の靴をデザインすることがあります。

切り替えが無い分、パターンも大きくなるため、革のキズを避けながら型入れをします。

その際に端革が出るのも事実であり
せっかくの良い素材が使われずにいるのも忍びない。

“革を化かす”で靴ならば、使い切る事をテーマの1つとした靴を作りたい。




正面から見ると何ともない普通の顔。
横から見ると踵はパッチワークになっており、世界にひとつだけの
オリジナリティーに溢れた一足になっています。




10ピースは、1足1足にシリアル番号が振られます。

自分だけの一点もの。



革の種類はそれぞれ異なりますが
色のトーンを合わせてみたり
異なる色を合わせてパズルのように組み合わせてみるのも面白いですよね。

10ピースでは、どんな革を使っているのか
どこで作られて、どんな個性があるのかを知ってもらえるよう
お渡しする際に革のリストをお渡しする予定です。






さりげないデザインと遊び心。

『想像することは無限にできる』

革のピースが繋ぎ合わさりここからストーリーがはじまります。


もちろん、履いていくうちに表の革がほつれてきても
上からパッチワークで縫って補修できるようにとデザインしています。

長年履いてクタっとなった革の表情と、新しく繋ぎ合わさったピース。
これから先、どんな風に育っていくか楽しみになります。











10ピースの中敷。

いつもの手書きのShoe making is my life の真上に「10」の文字が添えられています。
何かマークが欲しいということで、ゴム板を削って作ったお手製スタンプです。
数字の1(イチ)にも園田がこだわったオリジナルの書式にも注目。




10ピースでは、ちょっと視点を変えてみて。

作り手として新しいことをやってみる、
未来に繋いでいけるものづくりを目指したいと思います。




靴を一緒に作る資材屋さん、職人さん、そのみつ、そして履く方へと

いろんな人が10ピースで繋がって
皆んなが豊かになれる未来になっていけたらいいなと思っています。







第三章  オワリ




ストーリーバックナンバー   第一章 / 第二章 / 第三章

10ピースのデザインノート  S01-01…  / S901-01…







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