デザインノート/S01-36




Design no. S01-36







10代の頃に観たあの映画

野良着で颯爽と街を歩く男は くたびれた靴を履いていた

白黒映画で何色なのかはわからなかったけれど

画面に映るその靴の美しさは 時がたっても色褪せない





ソールの仕様を変えるだけで今までとは少し違った空気感。ぱっと見は気づきにくいかもしれませんが、今回はソノダのこだわりと熟練の技が込められています。ぜひその点も気にしてご覧いただけると楽しいと思います。


革底でノルウェイジャン製法は、じつは今回初めての試み。
靴をデザインする上では、履き心地のこともありデザイン面で限られてしまう部分もあります。今回はソールの作りにこだわり、丸みのある緩やかな曲線のラインが綺麗なレースアップシューズが仕上がりました。




後ろ姿も可愛いので注目してみてくださいね。
ヒールを少し大きめにしたバランスは安定の履き心地。
ヒールを大きくすると重さも出ると思い、ヒールの中はくり抜いていますのでハンドソーンのお靴より、軽さを感じていただけます。

裏を返してみると、ソールの作りはこのように革を一枚重ねて作っています。一枚重ねることで、少し宙に浮いたような厚底の作り。踵には六角形模様のヴィブラムソールをつけました。


シューホール部分はミシン目が見えない袋縫い。内側にはスポンジを入れふっくらと丸みが出て、どこかアンニュイな表情。この独特な表情は、この柔らかな革だからこそ表現できたものです。

靴紐やソールも一つ一つ手で染めています。ムラが少し残るくらいの、心地よい空気感。


スニーカーのような柔らかい雰囲気もありつつ、何年か履きこんだような香りもする、不思議な空気感。

デニムからリネン、スラックスパンツなど、お手持ちのお洋服に合わせやすいですよ。






【新色の革について】
こちらの靴は、革ありきで生まれたデザイン。1から選び抜かれた革で作っています。


今回新たに入荷した白の革は、どちらも柔らかく足を包み込むしなやかな牛革。

シボがあるタイプと艶の少ないタイプの2種類です。

左;MAKAI     右;KELLY

 


・MAKAI (シボレザー)

イタリアでべビーカーフ、カーフ、ゴートスキンなどの製造を専門としているタンナーの革「MAKAI」。きめ細やかで上質な革は、品の良い表情としなやかで柔らかい足あたりが持ち味です。



・KELLY (スムースレザー)
こちらも柔らかくもっちりとした革質で、艶が程よく抑えられた上品な革です。足あたりが気持ちの良い一足がお作りできます。

程よいのびがあり、もちもちした革質です。


 

S01-36はメンズサイズ、レディースサイズとお作りがございます。
ぜひ店頭で試着されてみてくださいね。
気になる方でご遠方にお住まいの方は、革サンプルもお送りいたしますのでお気軽にご連絡くださいませ。


明日は定休日となっております。
18日(金)は13時より皆様のご来店をお待ちしております。





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Shop open 13:00-18:00    (holiday  Wed,Thu)

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